体重減少
体重減少
こうした体重減少は、単なる疲れや年齢のせいと決めつけず、一度きちんとその症状の背景を確認することが重要です。
体重減少は、食事量が減ったときだけに起こるわけではありません。胃や腸の不調によって十分に食べられていない場合もあれば、食べていても栄養の吸収がうまくいかない場合、慢性的な炎症や出血によって体に負担がかかっている場合もあります。さらに、胃がんや大腸がんのように、初期にははっきりした症状が出にくい病気のサインになることがあります。
特に、思い当たるダイエットや運動量の増加がないのにやせてきた方、胃もたれや吐き気、腹痛、便秘、下痢、血便、黒い便などを伴う方は、早めの受診をおすすめします。
消化器内科では、体重減少の背景としてさまざまな病気を考えます。
胃の症状が目立つ方は、胃炎、胃潰瘍、逆流性食道炎、機能性ディスペプシア、ピロリ菌感染、胃がんなどが候補になります。
みぞおちの痛み、胃もたれ、胸やけ、食後の不快感、吐き気が続いている場合は、胃カメラで粘膜の状態を確認することが重要です。
一方で、便通異常が目立つ方は、便秘、下痢、過敏性腸症候群、大腸ポリープ、大腸がん、炎症性腸疾患などが関係することがあります。
便が細くなった、血が混じる、お腹が張る、腹痛が続くといった症状がある場合には、大腸の病気が隠れていることがあります。
また、体重減少に加えて食欲低下、貧血、黒い便、血便がある場合は、より慎重な判断が必要です。
その他、肝臓や膵臓の病気でも体重減少がみられます。
肝硬変や慢性肝炎、急性・慢性膵炎、膵がんなどでは、食欲低下や消化・吸収障害を伴い、徐々に体重が減少することがあります。
腹部の張りや腹水、黄疸、背中まで響く痛み、脂っこい便などの症状がある場合は注意が必要です。
体重減少で受診を考える目安として、次のようなケースがあります。
まず、短い期間で明らかにやせてきた場合です。ベルトの穴が変わった、服がゆるくなった、周囲から指摘されるようになったなど、生活の中で変化を実感している場合は早めにご相談ください。
次に、胃腸症状を伴う場合です。胃痛、胃もたれ、吐き気、腹痛、便秘、下痢、腹部膨満感などが続いているなら、消化器の病気が関係している可能性があります。
さらに、血便や黒い便がある、健診で便潜血陽性を指摘された、貧血がある、40歳を過ぎて症状が長引いている場合も、検査を含めた確認をおすすめします。
「食べれば戻るだろう」と自己判断せず、原因を整理する意味でも一度受診することが安心につながります。
菊川皮膚科・消化器内科クリニックでは、体重減少のご相談に対して、まず症状の経過を丁寧にうかがいます。いつ頃から減ってきたのか、食事量は変わったか、胃痛や吐き気があるか、便通異常や血便はないか、健診異常を指摘されていないかなどを確認し、必要な検査を考えていきます。
診察所見に応じて、血液検査で貧血や炎症、肝機能・膵機能などを確認するほか、レントゲン検査や腹部エコー検査を行い、消化器疾患をはじめとした体重減少の原因を総合的に調べます。
胃の症状が中心であれば胃カメラ、大腸の症状が中心であれば大腸カメラを検討します。当院では、苦痛に配慮した内視鏡検査を行っており、胃カメラは経鼻内視鏡にも対応しています。大腸カメラでは、負担に配慮しながら精密な観察を行い、必要に応じて治療につなげていきます。
また、診察から検査、今後の治療方針の相談まで院内で一貫して進めやすい体制を整えています。
急な体重減少や、以前より明らかにやせてきたと感じる場合は一度相談をおすすめします。胃痛、吐き気、便通異常などを伴う場合は、早めの受診が安心です。
あります。胃腸の病気で栄養が十分に吸収できていない場合や、慢性的な炎症、出血、全身の病気が関係していることがあります。
必ずしも全員に必要ではありません。ただし、食欲低下、胃もたれ、腹痛、血便、黒い便、便潜血陽性などを伴う場合は、内視鏡検査を前向きに検討します。
はい、あります。ストレスで食欲が落ちたり、胃腸の働きが乱れたりして体重が減ることはあります。ただし、症状が長引く場合は自己判断せず確認が大切です。
必ずしもがんとは限りませんが、胃がんや大腸がんを含む消化器の病気で体重減少がみられることがあります。不安な症状が重なる場合は早めに相談しましょう。
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