水虫
水虫
水虫が起こる主な原因は、「白癬菌(はくせんきん)」というカビの一種が皮膚に感染することです。
白癬菌は皮膚の一番外側にある角質層に住みつき、ケラチンというタンパク質を栄養源として増殖します。
感染のきっかけとしては、以下のような状況が挙げられます。
白癬菌は外からやってくる「非常在菌」であり、皮膚に付着してもすぐに感染するわけではなく、24時間以上かけて角質層に侵入し、湿度や温度が高い環境で増殖しやすくなります。
水虫(足白癬)は、症状や発症部位によって主に以下の3つのタイプに分類されます。
趾間型(しかんがた)
足の指の間(特に薬指と小指の間)にできやすく、皮膚が白くふやけてジュクジュクしたり、皮がむけたりします。赤みやびらん、水ぶくれを伴うこともあります。
小水疱型(しょうすいほうがた)
足の裏や土踏まず、足の縁に小さな水ぶくれ(水疱)ができます。かゆみが強く、乾燥すると皮がむけます。梅雨や夏に悪化しやすいのが特徴です。
角質増殖型(かくしつぞうしょくがた)
足の裏やかかとの角質が厚くなり、ガサガサ・ひび割れが生じます。かゆみが少なく、長期間続くことが多いタイプです。
糖尿病患者は、一般の方よりも水虫(白癬菌感染症)にかかりやすく、重症化しやすいことが知られています。
高血糖状態が続くと、白血球や免疫に関わる細胞の機能が低下し、病原菌(白癬菌など)に対する抵抗力が弱まります。
水虫が悪化すると、足の組織が壊疽(えそ)し、最悪の場合、足の切断が必要になることもあります。また、爪白癬(爪水虫)にもなりやすい傾向があります。
糖尿病患者は、水虫になるリスクが約2.6倍、爪白癬になるリスクが約2.5倍高いというデータもあります。
糖尿病患者は、毎日の足の観察や清潔保持、保湿、爪の手入れなど、日常的なフットケアが非常に重要です。異変を感じたら、自己判断せず、早期に皮膚科や糖尿病専門医を受診してください。
糖尿病の患者様は免疫力の低下や皮膚の乾燥などにより水虫にかかりやすく、発症リスクが約2.6倍高くなります。
重症化しやすいため、日々のフットケアと早期治療が重要です。
あわせて糖尿病の有無やコントロール状態を確認するために、血糖値やHbA1cなどの血液検査も定期的に受けることをおすすめいたします。
症状がなかなか治らない・悪化している場合
市販薬やセルフケアで改善が見られない、または症状が悪化しているときは、専門的な治療が必要です。
強いかゆみ、痛み、ただれ、ひび割れがある場合
かゆみが強く日常生活に支障がある、皮膚がただれてジュクジュクしている、ひび割れや出血を伴う場合は、放置せず受診しましょう。
発疹や水ぶくれ、膿が出る場合
発疹が広がる、水ぶくれや膿が出ている、炎症が強い場合は他の皮膚疾患の可能性もあるため、早めの診断が重要です。
爪の変色や変形、厚くなるなどの症状がある場合
爪が白色や褐色に濁る、厚くなる、ボロボロと欠ける、変形するなどの症状が出た場合は「爪水虫(爪白癬)」の可能性があり、治療が長期化するため早期受診が大切です。
症状が他の部位や家族に広がっている場合
足以外の部位や家族にも同様の症状が出ている場合、感染拡大を防ぐためにも受診が必要です。
上記に当てはまることがあれば、まずは菊川内科皮膚科クリニックにご相談ください。
直接鏡検(顕微鏡検査)
方法:患部(皮膚や爪)の皮膚片や爪片をピンセットやハサミで採取し、スライドガラスにのせて水酸化カリウム溶液を加え、顕微鏡で観察します。
調べる内容:白癬菌(カビ)が存在するかどうかを直接確認します。菌糸や胞子が見つかれば水虫と診断されます。
特徴:診断が迅速(数分~20分程度)で、皮膚科で最も一般的な検査です。
真菌培養
方法:採取した検体を培地に植えて菌を培養し、どの種類の真菌かを特定します。
調べる内容:菌種の同定や、非典型的な症状、他の真菌感染との鑑別が必要な場合に行います。
特徴:結果が出るまで2週間ほどかかりますが、感染源や治療方針の決定に役立ちます。
塗り薬(外用抗真菌薬)
皮膚の水虫には、抗真菌薬を1日1回、根気よく塗り続けます。治療期間は症状によって異なり、指の間型で2か月以上、小水疱型で3か月以上、角質増殖型で6か月以上が目安です。
飲み薬(内服抗真菌薬)
爪水虫などでは内服薬が使われます。内服期間は3か月~半年以上が一般的で、肝機能などの副作用管理のため定期的な血液検査が必要です。
菊川内科皮膚科クリニックでは内科と皮膚科の連携によりいろいろな角度から疾患にアプローチすることが可能ですので、まずはお気軽にご来院、ご相談ください。
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